ブラフベーカリーのキャロットケーキがどうしても食べたかった。

先週後半から、ブラフベーカリーのキャロットケーキが食べたかった。金曜なんかは昼ごはんの代わりに食べてもいいかとさえ思った。

上野町の雑な街並みに、突然品良くたたずむアンダーブラフコーヒー。そこで一番小さいピースを買って、すじむかいくらいにあるセブンイレブンでコーヒー買って、イートインで品なく貪りたかった。

けど、その近くをかすりもしなかった。

月曜も、食べたかった。近くを通ったけど、時間的に無理だった。食べたかった。

わたしのキャロットケーキ欲は今日最高潮に高まっていた。このいけすかない暑さでへろへろになりながら、ショーケースの中で冷え冷えになった、口の中で崩れるキャロットケーキとチーズクリームの舌ざわり、を想像するだけで元気になった。のに、今日もアンダーブラフコーヒーまでは行き着かず、時間もなく、もう諦めようと思った、そこは山手だった。

あー!代官坂を下りたらブラフベーカリーじゃないの!

それにしても、夏の坂道はどうしていつもあんなに暑いんだろう。

キャロットケーキは3ピース残っていて、480円450円420円。もちろん420円の、たぶん端っこのやつ。かどっこが一ヶ所丸い。ただ、ほんとは300円くらいの大きさでいいのだがなー。

そして会社まで帰り、ただただバクバクたべた。この暑さで10分くらい持ちあるけば、すでに冷え冷えじゃなかったけど、ウマーだ。

しかし、なぜこんなにも、あのキャロットケーキが食べたかったのだろう?

ひとつだけわかってるのは、週後半ひどく疲れた気がして早く眠ってしまい、金曜日の夜はさむくて、土曜の朝起きたらツバも飲み込めないくらい喉が痛かったということだ。土日寝て何とか生き返ったけど、まだまだだ。

ブラフベーカリーのキャロットケーキは素朴なケーキだ。クルミの入ってるしっとりしたニンジンケーキの上に、柔らかいクリームチーズがちょうどいい感じで乗っている。素朴だけどどこか都会っぽい。今日のは、おっきいクルミがひとつゴロンと入ってて得した気分だった。

仕事中だからホントは食べちゃいけないはずだけど、誰も止めなかった、それくらい鬼気迫ってたかもだ。f:id:youcon:20180821231645j:image

ブラフベーカリーのサイトにあったキャロットケーキのホール。わたしが買う小さく切ったピースのには上にクルミは乗ってないけど、その見た目もまたいい感じだ。なんか、気取ってないけどおいしいんだよね。