北の国は広いが、あの辺が大変なことに。

台風の影響で北の国が大変なことになっている。出てくる地名が、どこも記憶の中で身近だ。

雨竜川が氾濫とか聞くと、雨竜かーと思い、道新(北海道新聞)の付録冊子の表紙にある雨竜沼湿原の写真を見ながら、「ばーちゃん、まだここに行ったことないのさー」としみじみ行きたそうにしていたばあちゃんを思い出す。ばあちゃん、まだ行くかー85で。と思ったのを。

ばあちゃんが置戸町雄勝に移住したのは1歳の時だけど、イントネーションは100パー秋田だった。さすが秋田県開拓団だ。

残念だけど自分と似た、好奇心が強くて、空気が読めなくて自分勝手なとこがある。

今は珍しくないモロッコインゲンを初めて食べさせてくれたのも、ばあちゃんだ。種の冊子を見て勝手に注文し、裏庭に植えて育てていた。「すごくおっきくなるっていうから、どんなんだべと思って、ばーちゃん買ってみたのさ」

確かに、驚いた。もう25年かもっと前だ。ばあちゃん流行りもの好きだなぁ。f:id:youcon:20180705225917j:image

しかし、そんな思い出に浸ってる間に、故郷はとんでもないことになっていた。

ツイッター北海道民クイズで、もち全問正解して、こんなもんだべさ。と思って自分でクイズ作ってる場合じゃなかった。

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今日になっても北の国はあまりに雨なので、電話してみたけど、出ない。携帯にも出ない。

そのうちこんな情報が!

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PLせつな@ドワ on Twitter: "北海道開発局の案内だと留萌~R233~R275~R40~遠別中川線で迂回してくださいって、ダイナミック迂回すぎる…… "

札幌から親に会うまでどんだけかかるんだ!という感じ。

どうしたんだ北の国。

そういえば、田舎の川(アイヌ語で秋の川という意味の)の堤防はしっかりとしていたけど、それは母さんが10歳の頃に川が氾濫して、流れが変わり、母さんの実家の田んぼが川と沼になってしまった後できたということだった。

ばあちゃん一家が明治の末に移住するきっかけも、川の氾濫で土地や家を失った人々が中心だったらしい。

自然にはかなわない。

早く、全国の大雨が収まりますようにだ。