2017.12.15-18札幌観光客的日々
結婚式に出席するので、たぶん17年ぶりくらいに冬の札幌に行った。
ユキちゃん（妹）に「冬だから遠くには行けないせいぜい小樽」と言われたので「近場で何とかしてくれ、オサレなカフェとか行きたい」と頼んでおいた。
まずは15日夕方到着し、親戚付き合いもあって、指定されたススキノの居酒屋「にほんいち」。全然期待してなかったけど、まあその通り。生牡蠣と焼き牡蠣を追加注文して、おごりなので高いお酒を飲んだ。蟹のほぐし身を厚焼き卵にかけ続けるイベントがあって、クールで辛口のユキちゃんが「中に入れて焼いた方が美味しいんじゃないの」とつぶやいた。
て、いうことで翌朝は、少し吹雪いていたけど、歩いて中華がゆの店「奥泉」。腐乳うまー。揚げパンうまー。お茶もうまー。二人だけの店内から見える吹雪もなかなかだった。
昼前に、車を出してもらって、歩いてはめんどくさい場所にあるカフェ「月見想珈琲店」。あーやっぱ雪っていいねー。と言いながらチーズケーキ食べたら、自分が期待していた味を遥かに越えて美味しかったので、チーズケーキがとても好きだった頃を思い出した。これこれ！って感じ。
その後、お土産を買うのと観光客気分を味わいに六花亭円山店へ。内地の人間にはここのお菓子買っとけば文句ないべさ、とも思う。雪が舞って駐車場の木にリボンが結んであって、いい感じ。
結婚式は、これまた期待してなかったのだけど、これが予想外。「エルムガーデン」て？と思ったけど、ユキちゃんが一度来てみたかったんだーと言っていただけあって、古い調度品や建具や生きた木々！が新しい建物に生かしてあるし、雪だったけど庭も広いし、飯うまーだったのだ。だいたいにして、北海道には料理の文化がなくて、素材が良ければ文句ないだろー刺身食えやーというところがあるのが残念だったので、今回、きっちり和食の先付けからの会席で美味しくて、うれしい誤算。
しかも、サプライズで雪の庭から新郎新婦も入場。雪がきれいでお嫁さんもきれいで、良かった。ただ、結婚式や披露宴っていうのは、今だに家と家のあーだこーだで、育ててくれた親に感謝という感動のストーリーありありで驚いた。心の中でつっこみまくり。
披露宴が終わったら大急ぎでユキちゃんちに戻り、着替えて大通り公園のイルミネーションへ。追加でホットワインも飲み、さくさくと締まった雪も歩き、お店を冷やかし、珍しく人の入った写真も撮った。
翌日曜日は、朝から「森彦」。前に来たとき、ユキちゃんがお勤めに行っちゃって、寝坊して近くのカフェを検索したら、森彦か六花亭だったので森彦調べたら、超有名店でびっくりした。その時は平日だったのでそれほど混んでなかったけど、今回は休みなので気合い入れて開店時間に家を出た。チーズトーストとコーヒー。いい匂い。間違いなし。近くの「丸麦」からパンを買ってくるのに駐車する車が窓から見えて、つぎつぎ高級車ばかり。
荷物の支度をしてから、「鮭の丸亀」でお買い得品やら鰊漬けやらを買って、西28丁目の空き家の雪かきと、中の確認。
荷物は山鼻郵便局で出す？と言われ、出したあと「ラーメン食べなきゃ」と言ってユキちゃんに叱られる。でも、この辺に名前は忘れたけど有名店があるはず、と言われあわてて検索したら2件あって、左折は間に合わないのでまっすぐのお店。「凡の風」だった。
待った。玄関フードのとこで30分、中で30分は待った。味を知らないもの食べるのにこんなに待ったのは初めてかもだ。なんせ、今回は札幌で観光客なのだ！
塩ラーメンは、味の系統としては好きな感じだったし、チャーシューもぐずぐず崩れてしまう柔らかいのじゃなく歯ごたえがあるタイプ、卵の茹で具合もいいしメンマも正しいのに〜、午後2時過ぎだったせいかそれともそれが普通なのか、スープがしょっぱい！チャーシューもしょっぱい！ちょー残念。ユキちゃんに、どう？と小声できいたら、しょっぱい！と小声で答えていたから間違いない。
食べ終わって、ホテルリソルトリニティまで送ってもらう。前に泊まった時、感じがよかったので決めた。
それから新さっぽろへ。学生時代の友だち2人と、心配のチェーン居酒屋「炭火酒蔵 炎」。心配的中。今回の食事で一番残念。友だちも初めての店。しかし、飲んだ。寒いのにビールも飲んだ。自分はよく飲むと思っていたが甘かった。２人には全然負けた。そして、楽しかったのでよしとする。
地下鉄でホテルに戻り、酔っているけど上の階にある大きなお風呂に入った。窓から大通り公園を見た。
朝食はホテルのバイキング。朝からいろいろ食べて幸せ。地下鉄とJRを乗り継いで空港へ。行きは円山バスターミナルまでバスだったので、今回タクシーも含め交通機関フルコースな感じ。市電も見たし。
あっという間の冬の札幌。人はわがままだよな。無彩色や青空の下のまぶしい雪景色も好きだし、明るい常緑樹の中に咲くツバキや柑橘もきれいだ。
そやって迷いつつ人生を送るのだ。札幌楽しかった。
